日別アーカイブ: 2009年12月27日

[foltia]フォルティアインストール手順(1)

アニメを超楽チンに録画できて、その上EPGで普通に予約録画もできる素晴らしいソフト「フォルティア」ですが、OSがLinuxな上にフォルティア自体がPerlとPHPの集合体で開発者や鯖管の知識が必要になってくるのでかなり敷居が高い気がします。

そこでフォルティアのインストール手順をまとめてみたいと思います。まずは、フォルティアで使用するキャプチャボード、ICカードリーだのセットアップ編です。

1.使用環境

  • NEC Express5800 S70(タイプFL)
    • CPU:Pentium Dual Core e5200
    • Memory:4GB
  • ICカードリーダ:SCR3310-NTTCOM
  • キャプチャー:アースソフト PT2
  • CentOS 5.4(参考サイト参照)

2.ICカードリーダセットアップ

必要なもの

  • CCID(Chip/Smart Card Interface Devices)ドライバ
  • pcsc-tools/pcsc-perlパッケージ(リポジトリにないのでrpmパッケージ)
  • ICカードリーダーをUSBポートに接続し、B-CASカードのICチップを上側にして挿入する。

# yum -y install ccid
/**ICカードリーダードライバインストール

# yum -y install perl-Gtk2
/**perl-Gtk2パッケージの追加

# wget ftp://ftp.kddlabs.co.jp/033/Linux/packages/fedora.archive/releases/8/Everything/i386/os/Packages/pcsc-perl-1.4.6-2.fc8.i386.rpm
# wget ftp://ftp.kddlabs.co.jp/033/Linux/packages/fedora.archive/releases/8/Everything/i386/os/Packages/pcsc-tools-1.4.10-1.fc8.i386.rpm
# rpm -ivh pcsc-perl-1.4.6-2.fc8.i386.rpm
# rpm -ivh pcsc-tools-1.4.10-1.fc8.i386.rpm
/**ICカードリーダーツールインストール

# service pcscd start
/**ICカードリーダー管理デーモン起動

# chkconfig pcscd on
/**次回起動時にpcscdが自動起動するように設定

これで、ICカードリーダーが使用できるようになっているはずです。次のコマンドで、B-CASカードが認識しているかチェックします。

# pcsc_scan

PC/SC device scanner
V 1.4.10 (c) 2001-2007, Ludovic Rousseau <ludovic.rousseau@free.fr>
Compiled with PC/SC lite version: 1.3.3
Scanning present readers
0: SCM SCR 3310 NTTCom 00 00
Mon Dec 28 01:19:34 2009
Reader 0: SCM SCR 3310 NTTCom 00 00 <== 型式が出ていればOKです。
Card state: Card inserted, <== カードも認識しています。
認識に失敗していれば、Not Foundみたいな文章がでてきます。

3.PT2録画ツール(recpt1)インストール

recpt1は、フォルティアで操作しますので、フォルティアで使用するユーザでコンパイします

必要なもの

  • PT2をPCIバスに接続する
  • B-CASカードが認識している状態にする。認識していないとarib25のmakeに失敗します

# useradd foltia /**foltiaユーザ追加
# passwd foltia /**foltiaユーザのパスワード設定
コンパイルに必要な開発ツールをインストールします
# yum -y install kernel-devel kernel-headers gcc
/**PAEを使っている場合は下記のパッケージもインストール

# yum install kernel-PAE kernel-PAE-devel
/**PAE用kernel-devel。これがないとmakeに失敗する。

ここから、PT2のドライバとパッケージのインストールです

# su – foltia /**foltiaユーザに切り替える

$ wget http://hg.honeyplanet.jp/pt1/archive/c44e16dbb0e2.tar.bz2
/**このバージョンじゃないといけないらしいです

$ tar xvjf c44e16dbb0e2.tar.bz2
/**ダウンロードしたファイルを解凍します

$ cd pt1-c44e16dbb0e2/driver
/**解凍したドライバのソースファイルがある場所に移動する

$ make -C /usr/src/kernels/(uname -rで表示される値を記入) M=`pwd` V=1
/**当環境では、$ uname -rの値は「2.6.18-164.6.1.el5-i686」だったので
/**$ make -C /usr/src/kernels/2.6.18-164.6.1.el5-i686 M=`pwd` V=1
/**と入力しました

$ exit /**rootユーザに戻る

# cp /home/foltia/pt1-c44e16dbb0e2/driver/pt1_drv.ko /lib/modules/`uname -r`/kernel/drivers/video/pt1_drv.ko
/**makeで作成したドライバファイルをコピーする

# depmod -a /**このコマンドでPT2を認識させる

# modprobe pt1_drv /**このコマンドでPT2を認識させる

# cp /home/foltia/pt1-c44e16dbb0e2/driver/etc/99-pt1.rules /etc/udev/rules.d/
/**このファイルもコピーしておく

これで、ドライバは終了です。次からはツールのインストールです。

# su – foltia /**foltiaユーザに切り替える

$ cd /home/foltia/pt1-c44e16dbb0e2/arib25/src
/**ソースファイルのある場所に移動

$ make /**makeする

$ exit /**rootユーザに戻る

# cd /home/foltia/pt1-c44e16dbb0e2/arib25/src
/**makeした場所に移動

# make install /**makeしたファイルをインストールする

# su – foltia /**foltiaユーザに切り替える

$ cd /home/foltia/pt1-c44e16dbb0e2/recpt1/
/**ソールファイルのある場所に移動

$ make /**makeする

$ exit /**rootユーザに戻る

# cd /home/foltia/pt1-c44e16dbb0e2/recpt1/
/**makeした場所に移動

# echo “/usr/local/lib” > /etc/ld.so.conf.d/recpt1.conf
/**ライブラリ検索パスを追加する

# ldconfig /**ライブラリ依存関係再設定

# ls -la /dev | grep pt1video
/**/dev配下に「pt1video[0-3]」があれば使用可能です

以上で、PT2の認識と録画ツールのインストールが完了です。インストールしたrecpt1コマンドを使って録画テストを行います。

録画テストの前に、アンテナ線の接続が間違えていないか確認しましょう。PT2のチューナの配列はアースソフトのマニュアルに載っています。

また、マンションなどの集合アンテナの場合、分波器・分配器などの設備が必要です。よくわからない人はこのサイトが分かりやすいと思います。

# su – foltia /**foltiaユーザに切り替える

$ cd /home/foltia/pt1-c44e16dbb0e2/recpt1/
/**recpt1のある場所に移動

$ ./recpt1 –b25 –strip –device /dev/pt1video0 1 20 ./1-1.ts

正常に動作していれば、1-1.tsファイルが作成されている。1-1.tsファイルはMacOS上にてVLCで視聴確認を行いました。

設定オプションは、

b25:B-CAS

strip:未確認

device:PT1のチューナーを指定

1:チャンネル

20:録画時間(秒数)

./1-1.ts:保存ファイル名

上記のテストで、libarib25.so.0が見つからないよ!と言われた場合、下記の設定を加えます。

# recpt1 –b25 –strip –device /dev/pt1video0 1 20 ./1-1.ts
recpt1 –b25 –strip –device /dev/pt1video0 1 20 ./1-1.tsrecpt1: error while loading shared libraries: libarib25.so.0: cannot open shared object file: No such file or directory
/**libarib25.so.0がないよ!とか言われたら。

# ldd /usr/local/bin/recpt1
libarib25.so.0 => not found

# echo “/usr/local/lib” >> /etc/ld.so.conf
# ldconfig
/**libarib25.so.0の在処を教えてあげましょう

# ldd /usr/local/bin/recpt1
libarib25.so.0 => /usr/local/lib/libarib25.so.0 (0x00ad5000)
/**これで使えるはず!

これで、foltiaをインストールする下準備が整いました。recpt1コマンドがあれば、基本的に録画はできます。cronで予約録画とかもできますが、やっぱり楽なほうがいいですよね!ということで、次回からはfoltiaのインストールに入っていきます。